概要
VESTA-webは運航状況での速力、燃料消費量をシミュレーションするプログラムです。国際海事機関(IMO)により船舶からのGHG(温室効果ガス:Greenhouse Gas)排出削減規制が実施されており、エネルギー効率指標(EEDI, SEEMP)を用いたGHG排出規制が2013年から開始され、2023年からは就航船のエネルギー効率指標(EEXI)や燃費実績をもとにした格付け制度(CII)が開始されています。
VESTA-webを用いたシミュレーションにより、GHG排出削減の検討が可能です。また、耐航性能に関する推定(上下加速度、船底スラミング発生確率、船首海水打込み確率、嘔吐率など)、風力アシスト船(帆・ローターセイル)の実運航性能の推定も可能です。
インターフェース
実海域では波や風などの影響を受け船舶の速力は低下し、燃料消費量は増加します。省燃費運航のため導入されているフューエルインデックス制限を用いた評価が可能です。
フューエルインデックス・・・主機関への燃料投入量の指標
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入力インターフェース
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出力インターフェース
VESTA-webの計算内容
(1)波・風などの外力推定
- ・波浪中の抵抗増加及び定常横力・回頭モーメント*、自航要素の算定
- ・・・水槽試験を組み入れた高精度な計算(水槽試験データベースを利用し、個船データを用いた計算)も可能です。
- ・風圧力の算定・・・風洞試験データを基にした回帰式
*波浪による定常横力・回頭モーメントは速度0の計算
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規則波中抵抗増加の周波数応答の出力例(波向別)
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風圧抵抗係数の出力例(風向別)
(2)実運航性能推定・評価
- ・燃料消費量の算定
- ・・・主機作動制限に加え、ガバナー作動モード(回転数一定、フューエルインデックス制限、出力一定、船速一定)を考慮できます。
- ・耐航性能の評価(船底スラミング発生確率、船首海水打込み確率、嘔吐率など)
- ・・・風、波(風波、うねり)を入力とした計算、数値予測もしくは船上で計測した方向スペクトラムを入力とした計算も可能です。
- ・風力アシスト船(帆・ローターセイル)の運航性能評価が可能です。
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入力画面(一部)
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海象に応じたパワーカーブ(船速と主機出力の関係)の出力例
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海象に応じた燃料消費量(FPD:1日当たりの燃料消費量[ton/day]、FPM:1海里当たりの燃料消費量[ton/NM])の出力例
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船底スラミング発生確率(ppslam)の推定
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嘔吐率(pv)の推定
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